歌手のやしきたかじんが司会を務める『たかじんのそこまで言って委員会』(読売テレビ 毎週日曜 13:30~15:00)が9月27日で放送300回目を迎える。その収録が25日、大阪・読売テレビで行われ、やしきたかじんと同局解説委員・辛坊治郎が会見に臨んだ。

やしきたかじん(左)と辛坊治郎 読売テレビ解説委員。たかじんは10月に還暦に!

『たかじんのそこまで言って委員会』は、各界の論客をパネラーに迎え、政治・経済や社会問題、芸能などさまざまなテーマで激論を交わす討論番組。多くのテレビ番組で"タブー"とされているテーマにも独自の視点で鋭く斬り込む過激なトークが熱い支持を受け、2003年の放送開始から6年以上、平均視聴率15%(関西地区)をキープしている。

放送300回達成の感想を聞かれたたかじんは「こんなに続ける気はさらさらなかったんですが(笑)」と笑わせながらも、「権力を揶揄するためにある"野党番組"だと思っておりますので、これからもアンチテーゼを続けていきたい」と意気込みを新たにしていた。

「(出演者だった)橋下徹くんがまさか府知事になるとは……」と番組の歴史を振り返るたかじん

「ほかのテレビ局や番組がやらないタブーをやるのが、この番組のおもしろいところ」と辛坊

『たかじんのそこまで言って委員会 超・国防論』
10月9日発売 5,040円 発売元:読売テレビ 販売元:東宝

また、「今一番呼んでみたいゲストは?」との質問が飛ぶと、「酒井法子ですね」と即答。覚せい剤取締法違反罪で起訴され、その去就が注目される渦中の人だが、「覚醒剤の話を聞く気はない」らしく、「聞きたいのは"女優の心得"っていうんですか? あの会見のコメントは誰が書いたのかとか(笑)」とたかじん。これに辛坊が「つまり、どういう気持ちであの衣装を選び、あのメイクを選んだのか、そしてあのタイミングで涙は…とかでしょ? 聞いてみたいことは山ほどありますね!」と6年来のパートナーらしい絶妙な乗りを見せると、たかじんから「そのときは、緊急ゲストに押尾学を呼ぼ!」とさらに驚きの提案が!

10月5日に迎える60回目の誕生日"還暦"を目前に「60歳ってしんどいよ~。飲むペースも落ちたし、夜10時にはもう寝てるし朝5時には起きてるし」と嘆いてみせたたかじんだが、コメントの過激さは衰え知らず? だった。

なお、10月9日には番組DVD第4弾『たかじんのそこまで言って委員会 超・国防論』も発売に。元・航空幕僚長の田母神敏雄氏が、解任後初めてメディア出演して話題を呼んだ「国防スペシャル」ほか、反響の大きかった"国防"に関する激論が、放送ではカットされていた未公開トークも加えて収録されている。

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