銀座にレッドカーペットが登場!? - Alex Majoli写真展「ONE JUMP !」開催

      [2009/09/24]

    銀座にレッドカーペット現る!? 現在、東京・銀座のフォトギャラリー「RING CUBE(リング キューブ)」にて開催中の「ONE JUMP !」展では、カンヌ映画祭に出席した映画人の個性溢れるジャンプ姿が見られる。

    レッドカーペットをイメージしたギャラリー内には、アメリカ元副大統領アル・ゴアや、女優のモニカ・ベルッチ、映画監督の北野武など55名がずらりと並ぶ。同展の写真は全て、マグナム・フォト所属のAlex Majoli(アレックス・マヨーリ)が撮影したものだ。マヨーリの仕事は、ドキュメンタリー写真をはじめ、戦争報道、ポートレート写真など多岐に渡り、写真以外にも映像作品や短編映画の制作も手がける。

    展覧会の題名でもある「ONE JUMP !」は、マヨーリのマグナム・フォトの先輩、フィリップ・ハルスマン(1906-1979)の名作「Jump」へのオマージュ。マグナム・フォトは伝統的な報道写真家集団であり、所属する写真家はセレブリティの写真は撮っていなかった。唯一の例外が、雑誌『ライフ』のカバー撮影を手がけたフィリップ・ハルスマンだ。カンヌ映画祭の60周年記念とマグナム・フォトの創設60周年記念が重なった2007年、そのハルスマンのスタイルに倣い、カンヌ映画祭のセレブリティがジャンプする姿を撮り収める企画が持ち上がり、マヨーリが撮影を手がけることになった。

    カンヌ映画祭の会場内に仮設したスタジオで2006年から2年間にわたって撮影が敢行。250人ものセレブリティを撮り続けたという。ジャンプの仕方への指示はなし。「1、2、3、ジャンプ。テンポを変えたりはしたけど、ただそれだけさ。」とマヨーリ氏は笑う。

    1、2、3、ジャンプ。シンプルなジャンプにはその人の個性が現れる。一番オーラを感じたのは元米副大統領のアル・ゴア氏だという。「本当にオーラを感じたよ。大統領になってもおかしくない存在だからね、本人がいるだけでその存在感を肌で感じた」と話す。ちなみに、題名「ONE JUMP !」はアル・ゴア氏の一言から生まれたのだとか。「やるけど、ワンジャンプだけだよ!」。スケジュールに追われていたアル・ゴア氏の返事が、(本人は知らないうちに)展覧会のタイトルを付けてくれた。

    撮影された作品は2007年にカンヌ映画祭の会場で、ポスターとしてお披露目された。今回はそのうち、55点が展示される。マヨーリ氏は銀座の中心地で展覧会が開催されることに「東京で開催されるこの展覧会が、私の作品を通して、映画に携わるアーティストたちの祝典となることを願います」とコメントを寄せた。また、展示室の通路にはレッドカーペットが敷かれ、カンヌ映画祭にセレブリティとして来場したかのような気分も味わえる。この機会に一度足を運んでみる価値はアリだ。10月4日までの開催で、入場料は無料。開館時間は11:00~20:00(最終日17:00まで)。休館日は火曜日。

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