覚せい剤取締法違反(所持、使用)で起訴された女優の酒井法子被告が17日、拘置先の警視庁・東京湾岸警察署から保釈され、都内で謝罪会見を行った。

会見で涙を見せる酒井法子被告

酒井被告は「このたびは、一社会人として、人として、決して手を出してはいけない薬物というものに自分の弱さゆえに負け、そして今このように世間を騒がし、多くの皆様にご迷惑をおかけしました。これまでに私を支え、応援してくださった皆様には、どれほどの残念さと、私の無責任な行動に幻滅なさったことかと。今まで応援してくださった日本や海外のファンのみなさま、お世話になった会社のみなさま、そして今まで支えてくださったスタッフのみなさま、このたびは本当に、本当に申し訳ありませんでした」と涙ながらに謝罪を述べた。

また、時折ハンカチで涙をぬぐいながら「決して二度とこのようなことで、皆様の信頼を裏切ることはありません。この気持ちを決して忘れることなく、皆さまのお気持ちに恩返しをしていきたいと思います。この罪の償いを今後どのようにして償っていくのか、まずは自分の罪を悔い改め、二度とこのような事件に手を染めることはないよう、一生の約束として固く心に誓います」と約束した。

会見は元・所属事務所のサンミュージック・相澤正久社長、三枝照夫ビクター取締役会長、榊枝真一弁護士が同席した。酒井被告は報道陣からの質問には一切答えず、会見を後にした。今後について、榊枝弁護士によれば「メンタル面の治療をする」としている。

保釈され、湾岸署を出る酒井被告

署の前に待ち構えていた報道陣を前に「これまで酒井法子を応援してくださった皆さま、このたびは申し訳ありませんでした」と謝罪した

なお、酒井被告の初公判は10月26日、東京地裁で行われる。