世界経済フォーラムは9月8日(中国時間)、各国の競争力を評価する国際競争力ランキングを発表した。世界経済が低迷する中、日本はパフォーマンスを維持したことで前年の9位から8位に上昇した。首位はスイスで、昨年トップの米国は2位に下落した。
同フォーラムは世界133ヵ国の世界競争力を調べ、年次報告書「The Global Competitiveness Report 2009-2010」としてまとめた。順位は、公開されているデータ、同団体が各国で提携している研究機関や事業組織と共同で行う経営者意見調査を土台に割り出したもの。
今年は、スイスが昨年2位から1位に、米国が昨年1位から2位となり、順位が入れ替わった。得点はそれぞれ5.6と5.59。3位のシンガポールは昨年5位からの躍進で、4位以下は北欧勢(4位スウェーデン、5位デンマーク、6位フィンランド)、7位ドイツと続く。日本は8位でスコアは7位のドイツと同じ5.37だった。9位はカナダ、10位はオランダで、順位に上下があるものの、上位10ヵ国の顔ぶれは昨年と同じとなった。
日本は、豊富な科学者・エンジニア、企業による強力な研究開発投資などにより、ビジネス成熟度(1位)、イノベーション(4位)で競争力が評価されたが、財政赤字と公的債務が足を引っ張り、マクロ経済の安定性が低く評価された。2008年の公的債務はGDP比率196.29%で、133ヵ国中132位だという。
アジアでは、韓国が昨年13位から19位となり、台湾は17位から11位に躍進、香港は前年と同じく11位をキープした。中国は昨年30位から29位にランクを上げ、「トップ30の地位を不動のものにした」と評価された。
BRIC諸国では、中国、インド、ブラジルが順位を上げたが、ロシアは昨年の51位から63位と12位下落した。
このほか、上位50ヵ国に中東・北アフリカ諸国が多くランクインし、順位を上げていることも特徴となった。
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