5人に1人がスマートフォン所有、iPhoneは「買い増し」需要増 - カカクコム

      [2009/09/09]

    カカクコムは8日、「価格.com」で実施したユーザーへの意識調査「価格.comリサーチ」における第33回調査『スマートフォン購入状況調査』の一部結果を公表した。これによると、5人に1人が何らかのスマートフォンを所有していることが分かった。

    調査は、全国の20歳以上の価格.com ID登録ユーザーを対象に、2009年8月20日~25日に価格.comサイトでのWebアンケートによって実施。6,149人から回答を得た。調査での「スマートフォン」の定義は、「PCと同じようにWebブラウザでインターネットが閲覧でき、電子メール送受信が行なえる携帯電話」とした。

    調査結果によると、スマートフォン所有率は全体で21.5%で、およそ5人に1人が何らかのスマートフォンを所有している結果になった。「スマートフォンのみを所有する人」は全体の10.1%、「スマートフォンと一般的な携帯電話を両方所有する人」は全体の11.4%で、スマートフォンを所有している人における双方の割合はほぼ半々になった。スマートフォン所有率を年代別に見ると、10代では28.3%、20代では29.0%、30代では26.7%となる一方、60歳以上では5.8%で、若年層ほど所有率が高くなる傾向がみられた。

    スマートフォン所有率は全体で21.5%で、およそ5人に1人が何らかのスマートフォンを所有している結果になった

    性別で見ると、男性の所有率は23.3%、女性は8.5%で、男性が圧倒的に高いことが分かった。カカクコムでは、「男性のほうがスマートフォン自体のコンセプトを受け入れやすいことが理由として考えられる」としている。また、女性の所有率が低い理由として、「iモードなどの携帯専用サービス、デコレーションメールなど、スマートフォンでは使えないサービスや機能があるため、女性のほうが買い替えに対し抵抗があるということも理由として考えられる」(カカクコム)。

    スマートフォン所有者におけるキャリア別シェアについては、ソフトバンクモバイルが圧倒的に多く全体の61.5%を占めた。機種別の所有率を見ると、「iPhone 3G」が30.0%、「iPhone 3GS」が25.6%で、この2機種のみでスマートフォン全体の55%を占めている。カカクコムでは、「1年前に発売されたiPhone 3Gの所有率が30.0%であることを考えると、ここ数カ月でかなり急激にiPhone 3GSの所有率が高まっていることがわかる」としている。

    ソフトバンクモバイルに次いでシェアが高いのは、以前からスマートフォン製品を多く発売してきたウィルコムで15.4%、続いてNTTドコモが14.8%、イー・モバイルが6.1%、au(KDDI)が0.5%となっている。カカクコムでは、「注目したいのは、ウィルコムに迫る勢いでシェアを拡大しているNTTドコモ」とし、「NTTドコモが本格的にスマートフォン市場に参入したのは昨年の秋以降だが、この1年間でウィルコムに迫る14.8%ものシェアを獲得したことになる」とその勢いを表現している。一方、「スマートフォンの分野では出遅れた感のあるauに関しては、そのシェアはわずか0.5%とふるわない結果になっている」としている。

    スマートフォン所有者におけるキャリア別シェアについては、ソフトバンクモバイルが圧倒的に多く全体の61.5%を占めた

    スマートフォン所有者に対し、スマートフォンを購入した状況について聞いたところ、「買い替え」が47%、「買い増し」が47.9%でほぼ同割合となった。「買い増し」の場合は、別キャリアのスマートフォンを購入したパターンが多く、「買い替え」の場合は、同じキャリアでのスマートフォンを購入したパターンが多いという結果になっている。

    この結果を「iPhone 3G」「iPhone 3GS」所有者のみで抽出した結果と、昨年「iPhone 3G」が発売された際に実施した調査結果とを比べると、昨年の調査では、「(iPhone 3Gを買うために)買い増しを行う」と答えたユーザーはiPhone 3G購入希望者の約3割(30.7%)で、残りの7割(69.3%)のユーザーが「買い替える」と答えていた。これに対して、今回の調査では、iPhone 3G/3GSの「買い増し」が49.7%となり、半数近くにまで増えている。「この1年間で、iPhone購入の際、『買い増し』を行うという割合は増えたことになる」(カカクコム)。

    今回の調査では、iPhone 3G/3GSの「買い増し」が49.7%となり、半数近くにまで増えている

    「買い増し」購入が半数近くある理由としてカカクコムでは、「従来通り『キャリア変更をしたくない』というものもあるだろうが、それ以上に考えられるのが、『スマートフォンではすべての用途に対応できない』という理由がある」と分析。「満足度に関するフリーアンサーの回答でも多く見られた意見だが、スマートフォンの不満点として、スマートフォンでは実現できない機能が多いことがあげられている。このため、多くのユーザーはスマートフォンを『買い増す』という行動に出ているものと思われる」(同社)としている。

    スマートフォン購入の理由を聞いたところ、もっとも多かった回答は「PC用のWebサイトを閲覧したかった」(66.7%)で、次いで「豊富なアプリケーションを利用したかった」(59.6%)、「タッチスクリーンを使いたかった」(47.4%)、「大きな液晶画面を利用したかった」(45.2%)、「音楽プレーヤー機能を使いたかった」(43.8%)となった。「これらは主にiPhone 3G/3GSの機能であり、ほぼiPhone 3G/3GSの購入理由として考えていいだろう」(カカクコム)。

    現在利用しているスマートフォンに対し不満な点をフリーアンサーで聞いたところ、「バッテリー」をあげる声が大きかった。そのほか、「動作が遅い」「OSが不安定」「おサイフケータイなどの機能が使えない」「音声通話の品質が悪い」といった点があげられた。なお、機能面ではないが、「料金(パケット料金)が高い」といった不満も多く見られた。

    また、スマートフォンを所有していない回答者に、今後購入する意志があるかどうかを聞いた結果、「具体的な予定はないが今後購入したい」という回答がもっとも多く、全体の44.1%を占めた。「購入する予定がある」の5.7%を含めると、スマートフォンを購入したいと考えている人の数は約半数にのぼった。

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