Chrome登場から1年、JavaScriptの処理速度は2.5倍以上に

    Yoichi Yamashita  [2009/09/03]

    GoogleのWebブラウザ「Chrome」が登場してから、9月2日(米国時間)でちょうど1年になる。

    Chromeは2008年9月2日にベータ版がリリースされ、同年12月11日に正式版が登場した。Net Applicationsの調査によると、2009年7月のChromeのシェアは2.59%で4位。1位はInternet Explorer(67.68%)、2位はFirefox(22.4%)、3位はSafari(4.07%)だ。

    現在Chromeは、開発者向けプレビューのDevチャンネル、ベータテストの役割を担うBetaチャンネル、安定版用のStableチャンネルの3つを通じて提供されている。9月2日時点でのWindows用の最新バージョンは、それぞれ4.0.203.2、3.0.196.2、2.0.172.43だ。Google Chrome Blogによると、1年間で51のデベロッパ・リリース、21のベータ・リリース、15の安定版リリースが行われた。20,600以上のバグ・レポートがファイルされ(4367レポートが重複)、そのうち3505個のバグが修正された。

    Chromeの登場はWebアプリの実行速度にユーザーの注目を集めるきっかけとなった。その後も最速の座を争い続け、最初のベータ版に比べると、最新ベータ版のJavaScriptの処理速度はV8 Benchmark Suite v5で2.5倍以上に伸びている。

    V8 Benchmark Suite v5の結果。上から現在のベータ版、Chrome 2.0(安定版)、Chrome 1.0(同)、最初のベータ版

    2年目に突入したChromeの開発の注力点として製品マネージャーのBrian Rakowski氏は、拡張機能、Mac版およびLinux版を挙げる。現在Mac版は4.0.203.4、Linux版は4.0.203.2がDevチャンネルで提供されている。

    今年7月にGoogleはLinuxカーネルとChromeを組み合わせたChrome OSの開発を発表した。2010年後半には搭載製品が登場する予定となっており、その開発動向も2年目の注目点となる。

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