逆襲のSCO - UNIX権利を巡る裁判が2年の時を経て復活へ

チャプター11申請で一度は経営破綻に陥っていた企業が、いま再び不死鳥のごとく死の淵から蘇ってかつてのライバルらに復讐(リベンジ)を果たそうとしている - 米コロラド州デンバーで8月24日(現地時間)に開かれた裁判において、UNIXの権利が米Novellに帰属すると認定したかつての裁判の判断が誤りだったという判決が出された。これはつまり、UNIXの権利の帰属をめぐって長いバトルを繰り広げたあの米SCO Groupに逆襲のチャンスがまわってきたことを意味する。

すでに記憶の彼方に消えつつある事件で、読者の方々も忘れつつあるかもしれない。これは2003年にSCO Groupが自身の持つUNIXのソースコードの権利をLinuxが侵害しているとして、IBMやその顧客らを相手に著作権侵害を理由に提訴したことに始まる。SCOは訴訟相手の範囲を拡大し、次々と関連企業に訴訟を仕掛けていったものの、かつてUNIXの権利を保持し、SCO Group(旧名: Caldera Systems)が買収したSanta Cruz Operation(SCO)に同権利を売却したNovellが訴訟合戦に参入したことで事態が急展開した。最終的に2007年8月、UNIXの権利は依然としてNovellに帰属するという判決が出たことで一連の裁判は幕を閉じた。一方で業績不振だったSCO Groupは一連の裁判で資金を使い果たし、判決直後の2007年9月に連邦破産法第11章(チャプター11)を申請して破綻している。その後、投資会社からの資金集め資産売却のニュースが伝えられていたが、その後の動向について大きく取りざたされることはなく、CEOのDarl McBride氏も引責辞任の形で同社を去るという話が伝えられ、これですべては終結したとみられていた……だが、このときすでにSCOは反撃の準備を整えていたようだ。

24日に同所で開催された第10巡回区控訴裁判所において判事らは、SCOの訴えを認めて2007年8月の決定の取り下げを行っており、UNIXの帰属についての判決はすべて白紙の状態に戻ることになった。SCOにとっては再びチャンスが巡ってきたことになる。米Salt Lake Tribueの8月24日の報道によれば、SCOはCEOのDarl McBride氏の名義で「今日が戦争の終結ではない。重要な戦いにおいて勝利したということだ。そしていま、勝利を手に掴むこれから続く一連の戦いに向けて進むときがやってきた」というコメントを出している。そう、McBride氏はSCOの中心で生き続け、再起の時をうかがっていたのだ。

資金面でのある程度のバックアップを得たSCOはすでに戦闘準備を整えている。これからまた長期間にわたる権利争奪戦がスタートすることになるのかもしれない。



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