米PMC-Sierraは、光伝送網(ITU-T G.709 OTN:Optical Transport Network)ベースのメトロインフラストラクチャで、高帯域のデータ、ビデオ、ならびに音声サービスのコンバージェンスを可能にする「PM5420 HyPHY 20G」および「PM5426 HyPHY 10G」を発表した。2製品ともに、40mm×40mmの1517ボールFCBGAパッケージですでに提供が開始されている。

「PM5420 HyPHY 20G」および「PM5426 HyPHY 10G」のパッケージ画像

2製品ともに、ラインカードのバリアントを従来比25%、電力を同50%、それぞれ低減しながらマルチサービスアグリゲーションを可能とし、IPに最適化されたOTNネットワークへの移行を実現するソリューションを構築することが可能。これにより、通信事業者の技術要件を満たしつつ、運用コストと設備投資を抑制するROADM(Reconfigurable Optical Add-Drop Multiplexer)、OTP(OpticalTransport Platform)、μOTP(Micro OTP)機器などを提供することが可能となる。

HyPHY 20Gは、Carrier Ethernet、SAN、OTN、ビデオなどのトランスペアレントなデータ伝送サービス、そしてSONET/SDHのフレーミング、マッピングなどの多重化機能を搭載している。同プラットフォームには、クライアントに依存しない高速SFP(Small Form-Factor Pluggable)および10G SFP + (XFP/SFP+) インタフェースと、柔軟なシステムインタフェース群があるため、さまざまなスイッチファブリック・アーキテクチャを接続することができる。一方のHyPHY 10Gは低密度の光プラットフォームとなっている。