ラックは8月10日、クレジットカード情報を取り扱う、主に銀行・証券会社・保険会社などに向け、従業員のPCにクレジットカード情報が保管されていないことを確認する「カード番号保有チェックサービス」の提供を開始した。

同サービスでは、サイバーリスク総合研究所が独自に開発したチェックツールを用いて調査を行う。同ツールは、同社の緊急対応サービス「サイバー119」においてカード情報流出事件などで使用実績がある。調査対象となるPCに同ツールをインストールして、カード情報を含むデータを検索し、その結果を同社の専門エンジニアが分析して、報告書を提出する。

「カード番号保有チェックサービス」の仕組み

同サービスの特徴は、PCを調査する際、カード情報が含まれているファイルだけでなく、ユーザーの手によって削除されたファイルも対象にできる点。これにより、従業員のPCに不要なクレジットカード情報を保有していないことを客観的に確認できるほか、クレジットカード情報の流出事故を未然に防ぐこともできる。

同サービスの価格は個別見積り。