国際投資信託協会は、2009年第1四半期(1~3月)の投資信託世界統計を発表した。投資信託残高は今年3月末で18.15兆ドルと、5四半期連続で減少した。昨年12月末と比べると4.0%減。

今回の調査は、世界44カ国から提供されたデータを基に集計している。2009年第1四半期の資金純増額は450億ドルで、昨年第4四半期の950億ドルから大幅に減少。今年3月末の残高と昨年12月末をタイプ別で比較すると、MMFを除く株式投信、公社債投信、バランスファンドで残高が減った。国別の投信残高でみると、トップは米国。日本は6位で2008年第4四半期と変わらずの順位となった。

投信残高上位10カ国(2009年3月末)

順位 国名 残高(十億ドル)
1位 米国 9,243
2位 ルクセンブルグ 1,742
3位 フランス 1,538
4位 オーストラリア 808
5位 アイルランド 679
6位 日本 520
7位 ブラジル 498
8位 英国 469
9位 カナダ 394
10位 中国 286