ソニー銀行は30日、未婚・有職者のアラサー世代(25歳~34歳)の男女600人を対象に実施した「マネーに関する実態調査」結果を発表した。この調査から、婚活への取り組み度と、普通預金以外の貯蓄・資産運用への取り組み度の相関関係が浮き彫りとなって見えてきた。

同調査は5月29日~5月30日の期間、インターネットを用いて行われた。まず結婚に対する価値観について、回答者全体の53.5%が「結婚を前向きに捉えており、幸せな家庭を築くのが夢だ」を選んでおり、男女共に約半数が結婚に前向きなことが分かった。そのための婚活となると、「婚活していない(結婚に興味はあるが、何もしていない)」が54.5%と最も多かった。男女別に見ると、「婚活している(積極的に自分磨きをしている)」と答えたのは、男性が6.3%なのに対し、女性は2倍近い12.3%。「婚活している(積極的に異性と交流している)」は男性が11.7%、女性が14.3%であり、自分磨きの婚活者と合わせて男性は18.0%、女性は26.6%が婚活中という結果だった。

また、マネーに対して「シンプル派(普通預金でのみの貯蓄・資産運用/貯蓄なし)」か「マルチ派(普通預金以外の金融商品を含む貯蓄・資産運用)」であるかを尋ねたところ、婚活状況によって回答に傾向が見られたという。婚活者は「マルチ派」の比率が高く、「かなり活動中」の婚活者は74.4%、「活動中」の婚活者は66.1%で、「婚活に関心あるが、行動せず」という人は53.5%、「婚活に関心なし、活動せず」という人は41.4%だった。具体的に婚活者は株式やEFTなど積極的な金融商品を好む傾向にあることも分かった。