わたらせ渓谷鐵道は9月20日、トロッコ車両を使った「お見合い列車」を運行する。群馬県が主催し、県内の独身者が多い企業か会員となっている「ぐんま赤い糸プロジェクト」(あいぷろ)の企画という。

わたらせ渓谷鐵道トロッコ列車

イベント名は「あいぷろトロッコ列車ツアー～お菓子作りとタイムスリップ・着物着付け体験と大正時代の洋館でティータイム～」。内容はお菓子作り体験や女性向け着物着付け体験、国民宿舎サンレイク草木の特製バイキング昼食、古河掛水倶楽部の見学とティータイム歓談など。トロッコ列車もこのツアーの一部に組み込まれ、参加者は列車内にて1対1で懇談機会を得られ、いわば「勝負の場」になるようだ。募集人員は男女とも18名で、参加費は男性8,000円、女性5,000円。参加資格は「あいぷろ」の会員企業の従業員とのこと。

通常は乗車券と乗車整理券を購入すれば誰でも乗車できる

わたらせ渓谷鐵道のトロッコ列車は、DE10形ディーゼル機関車が「わ99形客車」を牽引する観光列車とのこと。「わ99形客車」は元東日本旅客鐵道の「スハフ12形」、元京王電鉄の「5000系電車」を改造したという。通常は週末と夏休み期間などに1日1往復が運行されており、乗車券のほかに乗車整理券として大人500円、こども250円が必要。

滑り止め砂を封入した「わ鐵のお守り」

なお、わたらせ渓谷鐵道は8月1日から「わ鐵のお守り」を販売する。雨や坂道で列車がスリップしないようにレールに撒く砂をお守り袋に詰め、「人生の滑り止め」として縁起物としたとのこと。受験や就職、芸人のお守りとして期待できそうだ。絵柄は同社の車両の4種類。価格はひとつ500円。販売場所は相老駅・大間々駅・通洞駅。