米Yahoo!と米Microsoftは7月29日(現地時間)、今後10年間にわたる検索広告分野での独占提携で合意したと発表した。

これは以前にコラムニストのKara Swisher氏がスクープとして伝えていたもので、28日になり米Wall Street Journal紙をはじめとする各メディアが29日中にも正式発表すると報じていた。なお、この発表に合わせて米国西海岸時間で29日早朝5時半(日本時間で29日午後9時半)から両社CEO出席による記者会見が予定されている。

提携のポイントは何点かあり、MicrosoftとYahoo!の検索プラットフォームを統合し、Yahoo!のコア検索技術に関するライセンスをMicrosoftが受けること、両社サイトをまたぐ統一的なアルゴリズム検索と広告プラットフォームをMicrosoftのBingベースとすること、などが挙げられている。

だが一方でYahoo!はディスプレイ広告やその他のサービスについては既存のプラットフォームを継続利用し、基本的に各種サービスの提供に特化したオンラインサービスプロバイダーとして機能することになる。

必要な審査を経て、同取引は2010年までの完了を見込んでいる。なお、間もなく開催される発表会と提携の詳細については追ってレポートしていく