昭和電工、PEFC用触媒としてPtを使用しない代替触媒を開発

 

昭和電工は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の酸化物系非貴金属触媒プロジェクトに参加、固体高分子形燃料電池(Polymer Electrolyte Fuel Cell:PEFC)用触媒として現行のPtなどの貴金属に代替となる、Nb系あるいはTi系酸化物のそれぞれにCおよびNを配合した代替触媒の開発に成功したことを明らかにした。

固体高分子形燃料電池の概念図(出所:昭和電工Webサイト)

PEFCの触媒としては、Ptが主に用いられるが、高価であり、かつ埋蔵量が少ない、埋蔵地域が偏っているなどの問題があり、燃料自動車などの普及の障害となっていた。また、カソード電極付近で使用されると触媒が溶解する恐れがあり、耐久性の観点からも代替可能な触媒の開発が求められていた。

Nb系あるいはTi系の触媒はPtより溶解度が低いことから、今回の開発の成功により、PEFCのコストダウンや長寿命化が可能となる。

今回開発された触媒性能は、開放電圧1.00V以上で耐久性は500時間以上を確認しており、製造コストはPt触媒の1/20以下となる500円/kW以下を達成したという。

同社は、今後、超微粒子製造技術や高伝導炭素材料などを活用して代替触媒のさらなる性能向上と量産化技術の確立に取り組むとともに、さまざまな燃料電池部材の開発を行っていくとしている。



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