ウェディングプロデュース・レストラン運営のノバレーゼはこのほど、仏・ミシュランガイドの三つ星を12年間獲得しているシェフであるピエール・ガニェール氏が考案した、日本の婚礼向けメニューの提供を、同社のブライダル施設8店舗で開始した。同氏がブライダル施設のメニューを監修するのは世界初。

ピエール・ガニェール氏

同氏は1950年にフランスに生まれ、現在6カ国8店舗のレストランやカフェ等を手掛けている。今回同社は、モダン・フレンチの旗手で、"厨房のピカソ"と評される同氏による、驚きを与える芸術的な盛り付けと色合い、斬新な食材の組み合わせはブライダル演出において効果的と判断。同氏も景観・歴史・文化に合わせたデザイン性の高い同社の式場に共感し、また、シェフやスタッフ、調理場の質の高さを評価して料理提携に至ったという。

料理の食材は、フランスから空輸するものもあるが、「その日にとれた新鮮なものが最も美味しい」という同氏の料理哲学から、ほとんどは日本の旬のものを使用。メニューは季節ごとに来日する同氏が考案した料理を、同社のシェフが忠実に再現して提供するとのこと。

冷前菜「タンドリーの効いた帆立貝のロザス アボカドとヘーゼルナッツのクレーム マンザニアの香るキュウリの軽いジュレ」

温前菜「手長海老と茄子のグリエ サラダ菜とラディッチョのヴルーテ 酸味の効いた赤ビーツのアイスクリーム」

お魚料理「真鯛のロティ コブミカンの葉の香るジャガイモのムースリーヌ 人参とレモンのアクセント 緑パパイヤのラペ ラルドをまとったフレッシュハーブ入り小さなパン」

お口直しのシャーベット「"シャンパン‐青リンゴ"のグラニテ グロゼイユのジュを添えて」

コース料金は2万1,000円(税別)。提供する施設は、同社運営のブライダル施設15店舗のうち、フランス料理を提供している「アマンダンヒルズ」(神奈川県)、「アマンダンライズ」(静岡県)、「アマンダンヴィラ」(石川県)、「葵モノリス」(愛知県)、「高崎モノリス」(群馬県)、「広島モノリス」(広島県※2010年1月開業予定)、「姫路モノリス 旧逓信省姫路別館」(兵庫県※2009年11月開業予定)、「芦屋モノリス 旧逓信省芦屋別館」(兵庫県)の計8店舗。