北海道で固定無線アクセスサービス(FWA)事業を展開するワイコムは2日、モバイルデータ通信サービス『WICOM Mobile-D』を8月から提供開始すると発表した。

ワイコムはこれまで2.4GHz無線アクセスシステム「Air11」、5GHz帯無線アクセスシステム「Air5G」により、通信インフラの構築及び固定無線通信サービスを、北海道内で提供してきた。今回、時間や場所を問わずPCでインターネットを利用したいというニーズが高まっているのに対応、モバイルデータ通信分野への本格参入を決めた。

「WICOM Mobile-D」サービスは、日本通信との協業により提供するもの。日本通信がMVNE(Mobile Virtual Network Enabler、仮想移動体通信支援事業者)として、NTTドコモから借り受けている回線を貸し出す形で、ワイコムのモバイルデータ通信事業を支援。ワイコムは、NTTドコモのFOMAネットワークを利用し、MVNO事業として新サービスを展開する。