iPhone OS 3.0に対応した3Dモデラ/レンダラ「iTracer」

3Dモデリング / レンダリングを行うiPhoneアプリ「iTracer」の最新版が公開された。対応デバイスはiPhoneとiPod touch、動作環境はiPhone OS 3.0以降。価格は230円。

iTracerは、iPhone単独でモデリング/レンダリングできるアプリケーション。内蔵の2Dエディタを利用してモデリングを実行、レンダリングまで一括して処理できる。レンダリングされたオブジェクトは、iPhoneのマルチタッチUIで拡大/縮小や回転などの操作を行えるほか、iPhoneの写真ライブラリに書き出すことでPC / Macへ転送することが可能。エディタは反射率や透明度などの質感を設定でき、複数の光源もサポートしている。

2Dエディタを利用してモデリングを行い、レンダリングもこのアプリケーションのみで行う。レンダリングされた画像はiPhoneの写真ライブラリに転送される。マルチタッチのインタフェースによりビューの拡大・縮小やパン操作を簡単に行うことができ、オブジェクトの回転なども直感的に行えるとしている。反射率、透明度、自己発光などの質感エディターを備え、複数光源をサポートするほか、アンビエントやディフューズなどのマテリアルも使用できる。対応する解像度は256×256ピクセルから最大1024×1024ピクセルまで。

その他、3D Studio MAX/3ds MaxおよびMayaの3DSファイルのインポートもサポートしている。

今回のバージョンでは、iPhone OS 3.0に対応。レイトレーシングの速度が最大4倍向上したほか、光源ごとに影をON/OFFすることが可能になった。システム標準のメールクライアントにエクスポートする機能も追加、生成した画像はワイヤレスでコンピュータへ転送できる。