1979年7月1日、ソニーから後の大ヒット商品となる携帯型音楽プレイヤー「ウォークマン(Walkman)」が発売された。瞬く間に世界中にブームを起こしたウォークマンは同社を"世界のソニー"へと押し上げる原動力となったが、あれから30年――iPod世代の現代っ子の目には当時のヒット商品はどのように映るのだろうか。英BBC NEWSが英国在住の13歳の少年の持つiPodと当時のウォークマンを1週間ほど交換して、その感想を伝えている。
これはBBC NEWSがMagazineのコーナーで6月29日(現地時間)に公開した「Giving up my iPod for a Walkman」という記事で、Scott Campbellという13歳の少年のiPodとWalkmanの旧型モデルを交換して、1週間使い続けてもらうという企画だ。当時といえばカセットテープとレコードの時代、デジタル音楽やダウンロード販売が当たり前となりつつある現代においては大きなカルチャーギャップがある。
少年が驚いたのはまずそのサイズで、カセットテープのサイズよりさらに一回り大きい筐体に「小さめの本くらいの大きさだ」と感想を述べている。Steve Jobs氏がジーンズ横からiPod nanoを取り出す時代に、音楽再生機能のみの"携帯"プレイヤーでこのサイズは衝撃的だろう。そのほか、異なる視点からの面白い感想が並んでいる。例えば「テープに両面あることが3日かかってわかった」「normal/metalのスイッチはジャンル別エコライザーのスイッチじゃないこと」「シャッフル再生ができないこと」などなど。音質はノイズが乗る、携帯には不向きなサイズなうえに持ち運べる音楽トラック数に限界があるなど、製品の質や利便性に関する感想もあり、その点で飛躍的な技術の進化も感じられる。
携帯音楽プレイヤーというジャンルが生まれてから30年、ぜひその進化をこのBBCの記事から感じ取ってみてほしい。Wikipediaでその30年の軌跡の数々を眺めてみるのもいいだろう。
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