European Union(EU: 欧州連合)は6月29日(現地時間)、欧州委員会が推進する携帯電話の充電器共通化について主要携帯電話メーカーの賛同を得たことを発表した。

欧州委員会は、マイクロUSBコネクタを接続インターフェイスとするユニバーサル充電器の採用を求めている。実現すれば、ユーザーは1つの充電器から複数の携帯電話をシンプルに充電できるようになり、充電器の数が大幅に減少する。無駄なく、より安全・高性能な充電器の普及につながるというのが同委員会の主張だ。このユニバーサル充電器に関して今回、Apple、LG、Motorola、NEC、Nokia、Qualcomm、Research in Motion (RIM)、Samsung、Sony Ericsson、Texas Instrumentsなどがサポートに同意する覚書 (Memorandum of Understanding: MoU)に署名した。今年2月にGSMAを中心に発足したユニバーサル・チャージング・ソリューション(UCS)のイニシアチブに参加しなかったAppleとRIMを含む、欧州の携帯電話市場のシェア90%をカバーするメーカーから賛同を得た形だ。

EUは、2010年にはMoUの内容に従った初代製品が欧州市場に登場し始めると見ている。