ビザ・ワールドワイドが発表したレポートによると、不景気でも米国を訪れる日本人旅行者のカード利用は堅調であることが分かったという。

同レポートによれば、2008年に米国を訪れた日本人旅行者のVisaカード決済額は前年比5%増の31億ドルに上った。2008年中に米国を訪れた日本人の数は324万9,578人で、前年に比べ8%減少したものの、カード利用回数はほぼ横ばいの2,020万回。米国における日本人旅行者の1回のカード決済額の平均は153.07ドルと前年を8%上回り、調査対象となった国の中で最高額という結果になった。

2008年に米国を訪れた旅行者のVisaカード決済額を国別に見ると、日本は3位にランクインした。2008年に世界各地から米国を訪れた旅行者によるVisaカード決済総額は530億ドルを超え、日本以外では、カナダ(153億ドル)、英国(47億ドル)、メキシコ(25億ドル)が上位国に挙げられた。

同レポートは、Visaカード決済データに加え、国際観光業における主要マーケットである11カ国(オーストラリア / メキシコ / ブラジル / ロシア / カナダ / 韓国 / 中国 / イギリス / ドイツ / アメリカ / 日本)の18歳以上男女5,539人を対象に実施された。