CUDAワークステーション「Fractica」

パソコンショップ「ドスパラ」を運営するサードウェーブは、NVIDIA Tesla GPUを搭載することで、NVIDIA CUDA並列コンピューティングに対応したワークステーション「Fractica」シリーズ全17モデルを製品化すると発表した。

Fracticaは、GPU演算の研究・開発を行う大学や研究所だけに留まらず、利益を上げるべく採用を検討する企業も視野に入れ、より実践的かつ完成された超高性能GPUワークステーションとして設計されたという。NVIDIA、フィックスターズ社他、関係各社との密接な連携による、CUDAプログラミングに対するサポートメニューの充実も特徴とのこと。

主な仕様はBTOオプションにより、販売価格は70,770円から。CPUはIntel Xeon 5500番台からシンプルなCore 2 Duoまで選択可能、GPGPUカードは最大4枚のNVIDIA Tesla C1060 GPUカードを、枚数を選択して搭載できる。ケースもフルタワー/ミドルタワー/マイクロタワー/1Uラックマウンと複数の選択肢を揃える。

OSはWindows XP ProfessionalまたはLinuxが選べ、標準でCentOS5 64bit版をプリインストール、最新のCUDAツールキットがセットアップされた状態で提供される。ほか、追加オプションとして、実務経験豊富なエンジニアがパフォーマンス最適化などCUDA開発に関するサポートを行う「CUDAコンサルティング・リモート」の利用も可能だ。