ジュニパーネットワークスは6月9日、100ギガビットEtnernet(100GE)に対応したPIC(インタフェースカード)を発表した。同製品は同社のコアルータ「T1600」向けのもので、来年初頭に承認予定の802.3baに準拠している。
T1600は、同社のキャリア向けルータ「Tシリーズ」の最上位機種。1スロット当たりのバックプレーンの処理容量が100Gbpsに対応しており、同製品と合わせて用いることで、 100GBのフルラインレートを実現する。
同製品の利用例としては、POP内接続あるいはPOP間接続が想定される。
米Juniper Networksのハイエンドシステムズ・ビジネスユニット プロダクト・マーケティング・バイスプレジデントを務めるルック・セーペンス氏は、「何年も前からサービスプロバイダーを中心に、100GB Enternetを望む声が大きく、当社がそれをようやく実現した形だ」と、100GB Enternetのニーズが高まっていることをアピールした。
業界の動向として、米国の最大手通信事業者であるVerizon Businessが今年5月に、尚早にバックボーンの100GE化を進めたいと考えており、2010年には商用化を目指しているというコメントを発表していることが紹介された。
現在、通信事業者はネットワークの高速化を図るために、ネットワークを集束する「リンクアグリゲーション」によって対処している。同氏はリンクアグリゲーションによりも100GEを導入するほうがさまざまなメリットがあると訴えた。
10GEによるリンクアグリゲーションで100GEを実現する場合と1台のルータで100GEを実現する場合を比較すると、現状のところ、機器の購入による初期投資は後者のほうがやや少ないくらいだが、将来的には5分の1から6分の1に抑えたいという。ポート数で見た場合、100GE対応ルータが1個で済むのに対しリンクアグリゲーションでは10個必要になり、ケーブルの量も当然、100GE対応ルータを用いるほうが少なくて済む。
同製品で100GEを実現する場合、リンクアグリゲーションと比べて、ポートやケーブルに加え、ルーティングや運用管理もシンプルになる。そのため同製品は、ルーティングが複雑で複数のポートを必要とするリンクアグリゲーションを削減したいという顧客のニーズにこたえるものだという。
同社では同製品のテストを進めており、すでに社内でのテストは済んでおり、来月には顧客でのテストを実施する。ボリューム出荷は2010年のQ2が予定されている。
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