米Appleは8日(現地時間)、同社サーバOSの次期バージョン「Mac OS X Server version 10.6 "Snow Leopard"」の開発者プレビューの提供を開始した。これは現在米カリフォルニア州サンフランシスコで開催されているWWDC 09でクライアント版Snow Leopardが公開されたことを受けたもので、出荷予定時期は2009年9月、価格は499ドルとなっている。
Snow Leopardでは64bit完全対応のほか「Grand Central Dispatch」(GCD)などの新機能搭載によりマルチコア・プロセッサでの動作が最適化されており、大量のメモリを搭載したハイエンドマシンでの高いパフォーマンスが期待できる点が特徴となっている。Appleによれば現行世代のLeopard Serverと比較して最大2倍のアプリケーション動作速度が期待できるといい、従来の32bitアプリケーションとの互換性も維持されている。
ファイル共有やWebサーバ、アプリケーションサーバ、メールサーバといった一般的なサーバとしての基本機能のほか、Snow Leopard Serverでは新たに「Podcast Producer 2」「Mobile Access Server」という機能を搭載している。Podcast Producer 2はポッドキャストを作成して配信するための「Podcast Composer」の新バージョンであり、タイトル挿入や画面切り替え、各種エフェクトなど、一連のワークフローを簡単な操作で行える。こうして作成されたデータはライブラリへの保管のほか、各種WebアプリケーションやiTunes / U、Final Cut Serverなどで使うデータ形式へと変換できる。
もう一方のMobile Access Serverは、iPhoneとMacマシン間に暗号化された認証ネットワークを構築するゲートウェイとして動作し、一種のVPNを構成する。これによりiPhoneから企業ネットワーク上のアプリケーションや電子メール、スケジュールといったデータへの安全なアクセスが可能となる。
このほかSnow Leopard Serverでは「Wiki Server 2」「Address Book Server」「iCal Server 2」「Mail Server」「QuickTime X HTTP Live Streaming」「NetRestore」「iPhone Configuration Utility」といった既存サーバアプリケーションの最新版を搭載している。またMac OS X Serverではサーバのライセンス料金のみで、別途クライアントアクセスのためのライセンス料金は発生しない。
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