昨年末から半年間の療養生活に入っていた米Apple CEOのSteve Jobs氏が今月にも復帰することになりそうだ。同件に近い筋の話として、米Wall Street Journal紙が5日(現地時間)に伝えている。

米Appleは今年1月、Jobs氏のコメントとして同氏がホルモンバランス異常から痩身状態に陥っていることを報告。同月に開催されたMacworldには参加せずに6月末まで半年間の病気治療に専念すると説明していた。

その後Appleから同氏の病状に関する報告はいっさいなかったが、本件を伝えた人物によれば、最近になりJobs氏を見かけており、病状は回復に向かいつつあるということだ。実際、Jobs氏は米カリフォルニア州クパチーノにあるApple本社に時折顔を出しているという。

ここで気になるのは、復帰予定時期の6月末より前にサンフランシスコで開催される同社開発者カンファレンスのWWDCに同氏が出演するかだ。WSJによればAppleは「6月末での復帰を待っている」とのコメントを出すのみで、WWDCでの登場についてはいっさい言及していない。多くのAppleファンや投資家らは、ここで発表が噂されている新型iPhoneを携えてJobs氏がステージ上にサプライズゲストとして登場する姿をきっと待ち望んでいることだろう。