iPhone向けコンテンツビューア「Handbook」

インフォテリアは2日、iPhone/iPod touch向けコンテンツを作成 / 配信するサービス「Handbook」の提供開始を発表した。当初は日本市場限定でスタートするが、2009年度内に英語圏と中国語圏向けにも提供を開始する予定。

Handbookは、文章や画像などのコンテンツを作成 / 配信するためのWebアプリ「Handbook Studio」と、閲覧用クライアントのiPhoneアプリ「Handbook」で構成される。Handbook Studioは有償で提供され、500MBごとの月額利用料は21,000円(年額は210,000円)。HandbookアプリはiPHone/iPod touchで動作し、App Store経由での無償配布が計画されている。

Handbookのコンテンツは、「ハンドブック」と「チャプター」、「セクション」と呼ばれる階層構造を持ち、Handbook Studioを利用し作成される。プログラミングやHTMLの知識は必要なく、ブログを書く要領でWebブラウザ上で作業できる。コンテンツにはクイズや試験を含めることができるほか、特定ユーザにのみ参照を許可することも可能。将来的には、iPhone OS 3.0で提供されるコンテンツ課金への対応も計画されている。

Handbookのコンテンツ作成には、Webアプリ「Hnadbook Studio」を利用する。HTMLやプログラミングの知識は不要

iPhoneアプリの「Handbook」は、Handbook Studioで作成されたコンテンツをリアルタイムに閲覧できる。コンテンツのダウンロードにも対応、オフライン時の閲覧も可能。現在Apple Storeへの登録を申請中で、近日中に無償提供が開始される見込み。

インフォテリアでは、HandBookが活用される場面として、店舗での商品説明や教育機関での自習用教材などを想定している。今後は次対応言語を増やし、2009年度内に英語版と中国語版の提供を開始する予定とのこと。iPhone以外のスマートフォンへの対応も、今後の計画として挙げられている。