MS、Windows Mobile版マーケットプレイスを説明 - 開発者向けセミナー

米Microsoftは、Windows Mobile 6.5からアプリケーションストア「Windows Marketplace for Mobile」を統合することを発表している。同社日本法人は1日、日本の開発者向けにセミナーを開催し、改めて同システムについて説明を行なった。

Windows Marketplace for Mobileは世界29カ国で展開予定。同社モバイルコミュニケーション本部 伊藤哲志氏は、Marketplaceは魅力のひとつとして「世界中のWindows Mobileユーザを顧客にできる」点を挙げた

Windows Marketplace for Mobileは、Windows Mobile(WM) 6.5から統合されるアプリケーションストアだ。AppleがiPhone向けに展開している「App Store」と同様に、ユーザはWM6.5端末上またはWebサイト上から、サードパーティなどが開発、登録したアプリケーションを自由に購入できるようになる。セミナーでは開発者に向けてWindows Marketplace for Mobileの利用法が説明された。アプリケーション登録や販売までの流れなどについては以下のとおり。

  • Developer Portal Site(7月中旬に日本語化予定)においてパートナーアカウントの登録が必要。アカウント登録費用は99USドル/年。
  • アプリケーション登録には、1アプリにつき99USドルが必要(cabファイル提出)。アプリ販売価格の有料・無料を問わず登録費は必要。2009年内にパートナーアカウントの登録を行なった場合は、5アプリまで無料で登録できる。認証済みアプリの別言語版の登録費は割引される。
  • アプリの収益配分は、パートナー70%、マイクロソフト30%(Marketplace運営費、クレジットカード手数料など含む)。パートナーアカウント作成時の登録口座への振り込み。日本円にも最初から対応予定。

アプリケーションを販売するまでには、パートナーアカウントの登録、アプリの認証テストが必要になる。認証テストではWindows Mobile Logo認証を第三者機関が実施。インストール/アンインストール時の動作や他のアプリへの影響など約60項目のチェックを行なう。通過後は、公序良俗違反の有無などコンテンツポリシーをチェックするほか、アプリケーションポリシーをチェックする。VoIPやWi-Fiルータのような通信キャリアの回線網に大きな負荷がかかるようなアプリは登録できない(ガイドライン/PDFファイル/英語)。なお、パートナー向けにダッシュボードサービスを用意し、アプリ登録や認証処理の進捗、売り上げレポートの確認などが行なえるようにする。

パートナーへの支払いについて

アプリの販売価格は自由設定、サービス開始当初の課金モデルはダウンロード時の売り切り型となる。ただし、月額課金モデルについても「採用する方向性は見えている」(同社)とのこと。音楽や動画といったアプリ以外のメディアコンテンツを取り扱う予定はない。

WM6.5搭載端末は2009年後半に登場予定。Windows Marketplace for Mobileに関する今後のスケジュールは、6月中旬にWindows Mobile 6.5 SDKを公開、7月中旬にはパートナーアカウントの登録、アプリの登録を開始する予定となっている。今後同社は、Windows Mobile事務局を通じてWindows Marketplace for Mobileに関する情報を定期的に提供していく。同事務局への登録は【mobile@win-dev.jp】に問い合わせのこと。

一般ユーザによるアプリケーションの購入手続きは、WM6.5端末上またはWebサイト上で行なう。認証にはWindows Live IDを利用。Webサイト上で購入手続きを行なった場合は、Live IDに対して購入情報を記録、WM6.5端末上でアプリをダウンロードすることになる。なお、Windows Mobile 6.5以降もいわゆる"勝手アプリ"の配布は可能。従来どおりWindows Mobile Device CenterなどでPCからWM端末へ転送して利用することができる。

Windows Marketplace for Mobileでのアプリ購入例。認証にはWindows Live IDが必要となる。ちなみに、セミナー後半の開発環境についての説明では、WM6.5以降のUIデザインはワイドVGA(480×800ドット)を基準に開発していくことになるとされた。大画面をいかしたアプリが楽しめそうだ

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