国内線の「おにぎりセット」のおにぎり(イメージ)

全日本空輸(ANA)は、6月1日から軽食の販売など新たな機内サービスを開始する。割引運賃や臨時便などで空の便の利用を増やそうと5月から展開している「ANA夏の大作戦『飛ぶ夏、イイ夏、ANA』」の第4弾で、国内線と国際線のそれぞれ一部でおにぎりが販売されるほか、エコノミークラスの機内食に冷やし中華など夏らしいメニューが登場する。

国内線では、6月1日から8月31日までの期間限定で「おにぎりセット」を販売する。対象は午前9時までに出発する羽田と伊丹・千歳・福岡の各空港を結ぶ路線。おにぎりの米と海苔は国産で、中身の具材は出発空港の地域の食材を使い、6月は千歳発が生たらこと数の子昆布、福岡発はとり飯と焼き明太など月替わりで2種類が用意される。おにぎり1個と味噌汁で300円。

国際線では、6月からビジネスクラスで「ほんのり温かいおにぎりとお味噌汁」が新登場。おにぎり単品は今までもあったが、今回は鮭おにぎりに漬物と味噌汁が付くセットで、おにぎりは手作り感のある温かいものにバージョンアップした。対象路線はサンフランシスコやロンドン、パリなど欧米から成田への帰国便。エコノミークラスでも期間限定で販売され、価格は800円を予定している(変更の可能性あり)。

国際線の「ほんのり温かいおにぎりとお味噌汁」(イメージ)

また、日本発の国際線エコノミークラスでは、7月と8月の2カ月間限定で冷やし中華やビビンバなどが提供される。夏休みに搭乗する親子連れが楽しみながら食べられるように、たれと具材を絡めたり温玉を添えたりと、自分で手を加えることができるメニューにしたとのこと。

エコノミークラスの機内食。左上から時計回りに「冷やしジャージャー麺」「若鶏のスタミナビビンバ」「ごまだれ冷やし中華」「夏の牛カルビ・スタミナ丼」(イメージ)

このほか、国際線の一部の路線ではアクアチタン加工を施した毛布の貸し出しや、水引の箸置き、しおり、ストラップのプレゼントを予定している。