東京電力はこのほど、走行中にCO2を全く排出しない電気自動車を業務用車両として導入すると発表した。車両は三菱自動車工業の「i MiEV」と富士重工業の「プラグイン ステラ」で、同社オリジナルデザインが施される。

三菱自動車工業「i MiEV」(イメージ)

富士重工業「プラグイン ステラ」(イメージ)

2009年度には、電気自動車310台を7月から順次配備。東京支店の77台、神奈川支店の77台、埼玉支店の54台など首都圏の10支店および1カ所の火力事業所のほか、福島第一原子力発電所と柏崎刈羽原子力発電所で運用するという。あわせて、電気自動車の普及に向けて開発した急速充電器43台を各事業所に設置。さらに、プラグインハイブリッド車についても市販後に10台導入するとしている。

同社はこれまで、電気自動車の実用性評価などの研究を自動車メーカーと共同で実施。日常業務への適用性が確認できたこと、および自動車メーカー各社による電気自動車の市販化を受け、今回の本格導入を決定したとのこと。同社では、保有する業務用車両約8,500台の35%にあたる3,000台程度を電気自動車に切り替える目標としている。