FreeBSDにZFS 13登場、ZFSブートも - 8ではプロダクションレベル

    後藤大地  [2009/05/26]

    FreeBSD - The Power To Serve

    FreeBSD安定版にZFS version 13がマージされた。すでに移植されていたZFS version 6からのバージョンアップとなる。ZFS version 13は開発版ブランチにはすでに取り込まれており、OpenSolarisからの移植という形をとっている。FreeBSD ZFSはZFSのバージョンアップとFreeBSD対応の強化の双方の実現が特徴。多くの変更が施されているが、ユーザから気がつきやすい主な変更点は次のとおり。

    • すべてのプールタイプに対してZFSブートをサポート
    • システム作成、スナップショット作成などの操作が一般ユーザからも可能になるように実装
    • 追加ディスクをキャッシュとして扱えるようになるレベル2キャッシュのサポート。ランダムリードやスタティックコンテンツで大幅なパフォーマンス改善が可能
    • 追加ディスクをZFSインテントログとして使える機能をサポート。fsync(2)などの操作で処理速度の向上が可能
    • 一般ユーザに特権操作を許可するためのsysctl(8)値 vfs.zfs.super_owner の導入
    • スパースボリュームのサポート
    • 外部属性に対応
    • まだすべては実装されていないがchflags(2)対応コードの追加
    • まだすべては実装されていないがNFSv4-ACLsに対応

    ZFSブートの対応コードが取り込まれた点がとくに注目される。ZFS version 6対応の段階ではZFSブート対応コードは取り込まれていなかったため、ブートパーティションをZFSにするにはパッチを取り込む必要があった。インストール時にブートパーティションをZFSにするにはインストーラの対応が必要になるが、対応するためのバックグラウンドは整ったことになる。

    FreeBSD 8.0のリリースが2009年8月末に予定されており、8.0の出来次第で7系をどのバージョンまで出すか変わってくる。順当にいけばFreeBSD 7.3まではリリースがおこなわれる予定だが、8.0の出来が思っていた以上に優れているということになれば、そのまま8系を安定版とする可能性もある。

    安定版に取り込まれたZFSもFreeBSDでは依然として実験的な実装と位置づけられている。開発版においても同様。FreeBSD 8.0で"実験的"という言葉が削除されるか"プロダクションレベル"という言葉に変更されるかは今後の安定性次第。実験的位置づけとされているが柔軟なストレージ管理と高性能な機能からZFSを採用する事例が増えており、ZFSのプロダクションレベルへ向けた要望が高まっている。

    関連記事

    関連サイト

    関連したタグ

    新着記事

    特設サイトの情報

      求人情報

      人気記事

      一覧

      イチオシ記事

      新着記事

      特別企画

      転職ノウハウ

      あなたの仕事適性診断

      4つの診断で、自分の適性を見つめなおそう!

      Heroes File ~挑戦者たち~

      働くこと・挑戦し続けることへの思いを綴ったインタビュー

      はじめての転職診断

      あなたにピッタリのアドバイスを読むことができます。

      転職Q&A

      転職に必要な情報が収集できます

      スカウト転職する

      企業からアプローチのメッセージが届きます。

      マイナビニュースマガジン