バチカン謹製のiPhoneアプリ「H2onews」

ローマ法王庁は24日、同庁が配信するニュースを閲覧するiPhoneアプリ「H2onews」を公開した。対応デバイスはiPhoneおよびiPod touch、動作環境はiPhone OS 2.2.1以降。価格は無料、サポートされる言語はイタリア語や英語など8種、現時点で日本語はサポートされていない。

H2onewsは、ローマ法王庁が配信するニュース専用の閲覧ツール。ローマ法王ベネディクト16世の動静を中心に、最新の情報をテキストと音声、映像を用いて世界へ発信する。「設定」パネルに追加されるH2onewsの項目を変更すれば、使用する言語を切り替えることができる。なお、音声と映像は無線LAN接続時のみ有効。

法王庁では、あわせてWebサイト「Pope2you」も整備。Wikiを利用したサイト「WIKICATH」の提供を開始したほか、Facebookアプリ「Pope2You for Facebook」を公開、参加者は法王の言葉や写真を閲覧できるほか、メッセージをバーチャルポストカードとして受け取ることも可能になった。

ローマ法王庁では、コンピュータ / インターネットを積極的に受け入れる姿勢を明らかにしている。2008年12月には、カトリックの祈りの言葉をまとめたiPhoneアプリ「iBreviary」が公認されたほか、2009年1月にはYouTube上にベネディクト16世の公式チャネルが開設されている。

ローマ法王ベネディクト16世が世界に向けて発信する「Pope2You」