Appleは13日、6月に米サンフランシスコで開催される開発者会議「Worldwide Developers Conference (WWDC) 2009」の詳細を発表した。会議は例年通り基調講演で幕を開けるが、6月の復帰が予定されていたスティーブ・ジョブズCEOに関して言及はなく、フィル・シラー上級副社長ら複数の同社首脳により進行されるという。

WWDC 2009では、iPhone OS 3.0とMac OS X Snow Leopardを中心テーマとして、100以上のテクニカルセッションが提供される。Snow Leopardについては、「Developer Previewの最終版を提供する」 (バートランド・サーレイ ソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長) としていることから、6月から遠くない時期での正式リリースが見込まれる。

テクニカルセッションの内容については、OSへの数百にもおよぶ改良点を紹介することにくわえ、64ビットアーキテクチャとQuickTime X、次世代マルチコアおよびGPUのサポートについて説明があるとしている。さらに発表には、具体的な名称を明かさないまま「驚くべき新しいアクセシビリティー技術」とあることから、未発表の新機能が発表される可能性もある。

WWDC 2009は、米国西海岸時間の6月8日 (月) 午前10時、基調講演からスタートする。

例年通り基調講演で幕を開けるMac開発者の祭典「WWDC 2009」。残念ながらスティーブ・ジョブズCEOのメインスピーカーとしての登壇はなさそう