紙の読みやすさそのままに、Webメディアとしての特性を取り入れた「Times Reader 2.0」

The New York Timesは11日 (米国時間)、同紙が提供する記事を閲覧できるリッチアプリの新版「Times Reader 2.0」をリリースした。アプリの利用には、Adobe Systemsが提供するリッチインターネットアプリケーション (RIA) 実行環境「Adobe AIR」が必要。

Times Reader 2.0は、Adobe AIRの技術を利用したコンテンツビューア。段組など紙のレイアウトをほぼそのままに、検索機能やハイパーリンクなどWebメディアとしての特性を備えていることが特徴。最新ニュースの自動取得や動画の再生、印刷などの関連機能も装備されているほか、同期完了後はオフラインの状態でも閲覧可能。

アプリは試用できるが、すべてのコンテンツを閲覧するには有償のユーザ登録 (3.45ドル / 週) が必要。ただし同紙を定期購読している場合には、追加費用なしで利用できる。