富士通は5月11日、大規模ネットワークの構築や障害発生時の修復を自動的に行う新しいアドホック通信技術を開発したと発表した。
新技術の特徴は、接続台数が1000を超える大規模なネットワークでもアドホック通信が行える点。従来のアドホック通信では、通信経路を発見するための制御パケットがネットワークを圧迫するといった理由により50台程度が限界だったが、新技術では独自アルゴリズムを採用し、ネットワーク機器が情報交換を行う際に発生する制御パケットを大幅に削減することに成功。その結果、大規模なネットワークでも、通信品質や死活状態を常に監視し、品質の高い通信相手を選択できるようになった。
また、個々の通信機器が最適な通信経路を学習し、状況に応じて通信品質の安定した通信経路に瞬時に切り替えることが可能なため、障害発生時やトラフィック増大時に、自動的に他の通信経路を選択して通信を修復/維持することができるという。
新技術は、有線式と無線式の両方式に適用可能。無線LAN、特定小電力無線など、様々な通信メディアに応用できるという。富士通では、同技術方式の普及を目指し、標準化団体への提案も行っていくとしている。
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