アンチエイリアス処理に対応、図形の表現力が増した「OpenOffice.org 3.1.0」

OpenOffice.org開発チームは6日(米国時間)、オープンソースのオフィススイート最新版「OpenOffice.org 3.1.0」をリリースした。対応プラットフォームはWindows(2000/XP/2003/Vista)、Solaris 10以降(x86)、Linux(x86/x86-64)、Mac OS X Intel / PowerPC (10.4 / 10.5)。日本語ローカライズを進めるOpenOffice.org 日本語プロジェクトも、日本語版パッケージの提供を開始している。

OpenOffice.org 3.1.0は、2008年10月公開のv3.0に続く最新バージョン。図形のアンチエイリアス処理に対応、各種図形やグラフなどベクターグラフィックスを滑らかに描けるようになり、表現力が向上した。移動中の図形には影を表示できるようになり、移動後の正確な位置を把握できるようになった。

共有機能も改良、ネットワーク上で共有している文書を編集するとき、他のユーザに変更されないようロックすることが可能になった。このロック機能はOpenOffice.org独自の実装によるもので、異種OS間でも動作する。文字列の上に線を表示する機能も、全コンポーネントでサポートされている。

コンポーネント別の新機能としては、コメント機能の改良と文法チェック機能(Writer)、ステータスバーへのズームスライダの追加や関数入力時のアシスト機能(Calc)、フォントサイズボタンの追加(Impress)、SQLシンタックスのハイライト表示機能(Base)などがある。