Ubuntu開発チーム、次期バージョン"Karmic Koala"に向けてスタート

      [2009/05/01]

    次のUbuntuキャラは"Karmic Koala" - ユーカリ好きなカルマなコアラです!

    先日、無事に正式公開された「Ubuntu 9.04」だが、開発チームの面々はすでに次のバージョン「Ubuntu 9.10(開発コード名"Karmic Koala")」のリリースに向けて行動を開始したようだ。4月28日(現地時間)に公開された「KarmicReleaseSchedule」によれば、最初のマイルストーン(アルファ第1版)を5月中旬に、ペアレントディストリビューションであるDebianからのインポート完了を6月下旬に、そして8月終わりにはフィーチャーフリーズ(仕様の確定)を完了させ、10月29日に正式公開、という予定になっている。

    サーバ版ではクラウドコンピューティングの機能強化が掲げられており、Amazon EC2と、その互換ソフトウェア"Eucalyptus"(UCSB開発のOSS)に対応させるという。とくに自前のハードウェア環境で簡単にAmazon EC2ライクなクラウド環境を実現するEucalyptusについては、"Koala"をコードネームに採用したことからもわかるように、Ubuntu 9.10で最も力を入れている機能と見ていいだろう。

    デスクトップ版では、9.04よりも起動を"速く、美しく"することを約束している。Ubuntu開発リーダーのMark Shuttleworth氏は「First impressions count.(最初の印象が一番重要)」と断言しており、相当の向上が期待できそうだ。Red Hatのグラフィカルブートシステム"Plymouth"のようなオプションの提供も考えているという。デスクトップカラーのおなじみのブラウンも、「Koalaには新しいデザインが合っているかもしれない」(Shuttleworth氏)とのことで、変更される可能性も大きい。また、Netbookエディションに関してもさらなる向上を図るとしており、Moblinの最新テクノロジを取り込みたいとしている。

    時期的なこともあり、おそらくはMicrosoft Windows 7と比較されることが多くなると思われる"Karmic Koala"だが、それだけに力の入ったバージョンとなることは間違いないようだ。

    (イラスト ひのみえ)

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