Google、Firefox、Opera - 3Dアプローチの簡単まとめ

Ajaxian

ここのところWebブラウザにおける3Dレンダリングに関する取り組みが活発化している。MozillaはこれまでCanvasにおいて3Dレンダリングを実現するCanvas 3Dの取り組みを進めてきた。3月24日(米国時間)にはKhronos Groupに対して提案をおこない、"Accelerated 3D on Web"標準の策定へ向けた取り組みが発表されている。標準化した技術をCanvas 3Dの基盤技術として採用する狙いがある。

一方、Googleは20日(米国時間)、Google Chromeで3Dレンダリングを実現するためのプラグインとAPI "O3D"を発表。3Dレンダリングに関する取り組みはOpera SoftwareもOpera 3Dとして取り組みをおこなっている。Webデベロッパとして気になるのは、どのAPIが最終的に標準APIになるのかということだが、その点に関してAjaxianにDion Almaer氏が3D APIs are coming to the Web in forceという簡単なまとめ記事を掲載している。APIの違いが簡単にまとまっており興味深い。

3D APIs are coming to the Web in forceの記述によれば、MozillaのCanvas 3DはOpenGLをベースとしたラッパAPIで比較的ローレベルなAPI、Opera 3Dはミドルレベルのプロプライエタリシーングラフ風API、Google ChromeはCOLLADAをデータ形式として採用したシーングラフAPI、ということになる。Mozillaの方法は現実的なアプローチで、Googleの方はMozillaのアプローチも含めながら、より包括的な枠組みも提供するというスタイルになっていることがわかる。

Googleはすでに3D技術を活用したプロダクトやサービスを提供しているため、COLLADAをサポートする背景には、そうしたプロダクトで生成したデータも使えるようにする狙いがあるようだ。3D APIs are coming to the Web in forceではMozilla、Christopher Blizzard氏のブログを引用し、GoogleのアプローチはWebブラウザ間で3Dレンダリングの互換性を保持するのが実装の複雑さ的にみて困難ではないかと示唆している。

どのスタイルのAPIがユーザに指示されることになるのかは今後の進展次第だが、標準規約の策定も含めて作業が活発化していることは注目しておく必要がある。これら3D機能がブラウザのデフォルトコンポーネントになるのはまだ先の話になるが、すでにその兆候が出ていることには留意しておきたい。



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