アイキャストとNTTぷららは27日、地上デジタル放送の「IP再送信」について、5月26日から千葉県と埼玉県で提供を開始すると発表した。対応チューナーにNTT東日本・西日本のフレッツ光ネクストとテレビを接続すれば、地上デジタル放送の視聴が可能となる。

IP再送信は専用のIP網によって、ほぼリアルタイムで放送と同内容の映像・音声を配信する通信サービス。アイキャストとNTTぷららが提供する映像配信サービス「ひかりTV」ユーザーで、NTT東日本・西日本の次世代ネットワーク(NGN)の商用サービス「フレッツ 光ネクスト」の回線契約者が対象となる。

2008年5月9日に東京都内、同23日からは大阪府内で提供開始。2009年3月24日から神奈川県と愛知県でも提供、2009年5月26日からは千葉県と埼玉県でも提供を開始する。これにより、ひかりTVの地デジIP再送信を利用できるエリアは、6都府県(東京・大阪・神奈川・愛知・千葉・埼玉)となる。

視聴できるチャンネルは、千葉県が、NHK総合・東京、NHK教育・東京、チバテレビ、日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビ、放送大学。埼玉県は、NHK総合・東京、NHK教育・東京、テレ玉、日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビ、放送大学となっている。

IP再送信サービス開始に伴う追加料金は不要で、「ひかりTV」各プランの月額基本料金内で利用可能。

ただし、両社では「視聴可能チャンネルは地域ごとに異なる」としている。