個性はそれぞれだけど…ごはんは仲良く順番待ち

6匹のネコたちを見ていると、それぞれ個性があることに気づかされる。新しく来たネコに「トイレはここよ」と教育するのは、母性本能が強いミルク。他のネコたちの面倒を看る、お母さん的存在だ。ミツマメは、6匹の中で一番後にkachimoさん家にやってきたからか、なにごとも遠慮がちで繊細な性格の持ち主。呼べばすっ飛んでくるが、呼ばないと、自分からは近寄って来ないのだという。また、あるときは、原因不明で腰を抜かして動けなくなったことも。「いったい何に驚いて腰をぬかしたのか……いまだに謎です」とのこと。

母性本能が強く、デリケートなミルクは、他のネコのお母さん役

ヨウカンさんはというと「性格を一言で表せば、『好青年』ですね! 」とkachimoさん。8歳を超える今も少年っぽさを忘れず、他のネコにいたずらをして、パッと逃げることも。また、ヨウカンさんは、自分を人間だと思っている節があり、人間の食卓にもたびたび登場する。お気に入りは味の素のマヨネーズ。健康のため食べさせてはいないそうだが、容器を見るだけで興奮するという。しかも、味の素の赤いキャップのマヨネーズ以外には反応しないらしい。


ヨウカン氏曰く(?)「私、ニンゲンですから」

6匹もいると、当然ケンカが起きそうなものだが、実のところ皆仲がよい。毎朝のごはんタイムには、6匹が勢いよく集合。「お互い譲り合って、おとなしく順番待ちをするんです」とkachimoさんの奥様ナオさん。ネコ同士も仲がよく、ヨウカンさんとミツマメとの間は飼い主さんが怪しむほど。箱の中で2匹が熱い抱擁を交わすアツアツぶりなのだという。

もちろん、ネコと人間の仲もいい。甘えっ子のプリンはkachimoさんの奥様ナオさんにべったりで、しばしば他のネコから嫉妬されている。ヨウカンさんと仲がよいのは長女。帰宅した時、玄関先で「イケメーーーン!!」と叫ぶのが習慣なっていて、その声を聞いたヨウカンさんがすっ飛んできて、二人でベタベタしているのだとか。あのヨウカンさんと仲良しなんて、う、羨ましい……。  

ヨウカンさんとミツマメは大の仲良し(c)kachimo

kachimoさんの3人の娘さんは、得意の工作の腕を活かして、6匹の家やおもちゃなどを制作してあげている

(つづく)