米Appleは4月22日 (現地時間)、2009年度第2四半期 (2009年1月-3月)決算を発表した。景気減速からパソコンの売れ行きが鈍り、加えて消費者の関心が低価格帯の製品に向いている。Macにとって不利な経済状況が続くものの、同四半期にMacの出荷台数が220万台に到達、前年同期比3%減にとどまった。またiPhone/ iPodおよびiTunes Storeが好調を維持しており、1-3月期としては過去最高となる売上高81億6000万ドル (前年同期比9%増)を達成した。純利益は12億1000万ドル(希薄化後の1株あたり1.33ドル)で、前年同期の10億5000万ドル(同1.16ドル)から15%のアップだった。

Appleは1月にiLife '09とiWork '09、17インチのMacBook Proを発表。3月に“Nehalem” Xeonプロセッサを搭載したMac Proを発表、iMacとMac miniを刷新した。

第2四半期のMacの出荷台数は221万6000台。前年同期比3%減、ホリデーシーズンだった前期に比べると12%減。分野別では、「ポータブル」(MacBook、MacBook Air、MacBook Pro)が前年同期比2%減の139万8,000台だった。一方「デスクトップ」(iMac、Mac mini、Mac Pro、Xserve)は、前年同期比4%減の81万8000台。ただし売上高がそれぞれ12%減と22%減になっており、ASP (平均販売価格)の下落が見られる。iLifeとiWorkがメジャーアップグレードとなった「ソフトウエア、サービスおよびその他」は、売上高6億2500万ドルで前年同期比18%増。

iPodの出荷台数は1101万3000台で、前年同期比3%増、前期比52%減だった。iPhoneは379万3000台。iTunes StoreやiPod向けサービスなどが含まれる「音楽関連製品/サービス」は前年同期比19%増 (前期比4%増)の売上高10億4900万ドルを記録した。

第3四半期についてCFOのPeter Oppenheimer氏は、売上高77億-79億ドル、希薄後1株あたり0.95ドルから1.00ドルの利益という予測を示した。