米マカフィーが発表した、アメリカ/イギリス/日本を含む11カ国を対象とする、スパムメールと二酸化炭素排出量に関する研究レポートによれば、スパムメールは単に迷惑なだけではなく、温室効果ガス排出(GHG)の大きな要因になっており、環境破壊の一因でもあるという。
同レポートによると、スパムの送信/処理/フィルタリングに使われる世界の年間エネルギー消費量は毎時330億キロワット(kWh)、つまり毎時33テラワット(TWh)になるという。これは240万世帯が使用する電力に相当し、310万台の乗用車が75億リットルのガソリンを使用したときの温室効果ガス排出量と同じとのことだ。
スパムメール1通の平均的な温室効果ガス(二酸化炭素)排出量は0.3gであり、乗用車で約3 フィート(1m)走行するのに相当するという。これを1年間のスパム送信量に換算すると、地球を車で160万周するのに相当する。
スパムに関連するエネルギー消費の約80%は、スパムを削除し問題の無い電子メール(誤検知)を検索するエンドユーザによるもので、スパムのフィルタリングが消費するエネルギーは、スパム関連全体の16%にとどまるという。
適正なスパムフィルタリングはエネルギーの大幅な節約に繋がると、同レポートは指摘する。スパムフィルタリングにより年間135TWhの電力を節約でき、これは1,300万台の乗用車が無くなるのに相当するという。
全ての受信トレイが最新のスパムフィルタで防護されれば、組織と個人の合計で現在のスパム関連のエネルギー使用量を75%、年間25TWh削減できるとしている。これは230万台の乗用車が無くなるのに相当する。
そして、アメリカやインドなどインターネット接続が普及し利用者数の多い国では、電子メールユーザ1人あたりの排出量が比例して多くなる傾向がある。
またカナダ、中国、ブラジル、インド、アメリカ、イギリスのスパム関連のエネルギー使用量はほぼ同じで、オーストラリア、ドイツ、フランス、メキシコ、スペインはこれらの国々よりも約10%少ない。
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