ECMAScript 10年ぶり改訂、JavaScript 2

    後藤大地  [2009/04/14]

    Ecma International

    Ecma Internationalは9日(スイス時間)、ECMAScript Language Specification 3rd edition (Standard ECMA-262)の改訂版ファイナルドラフトを発表した。同版をベースにしたものが最終的に正式版として公開される見通し。ECMAScript Language Specification 5th editionと呼ばれることになる。3rd editionが発表されたのが1999年であるため、10年を経て次の改訂版が正式リリースされることになる。

    いわゆるJavaScript 2.0と呼ばれる次世代のJavaScriptを、従来のECMAScript 3.1ベースにするか、それとも表記や機能に大幅に手を加えたECMAScript 4ベースにするべきかは別々のグループが取り組みを続けていた。しかし2008年夏、両陣営は歩み寄りをはじめ、ECMAScript 3.1をベースに4の機能を若干とりこんだものをベースにしていくことで合意した。既存のJavaScript資産を活かせるほかJavaScriptの得意とするコピーアビリティを保つことができる。半面、大規模アプリケーションの開発が難しいままになるという検討課題も残した。

    ECMAScript Language Specification 5th editionが正式公開はこうした取り組みの成果ということになる。向こう数年間のJavaScriptプログラミングにおける参照資料ということになるだろう。JavaScriptを使った開発を実施している場合には同ドキュメントに注目しておきたい。

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