オーストラリア・クイーンズランド州の島に滞在し、ブログなどを通じて観光PRを担当する"アイランドケアテイカー(島の管理人)"の最終選考通過者が4月3日に発表され、通過者の16名中、日本人の候補者が1名含まれていることがわかった。

ベスト・ジョブ・イン・ザ・ワールド」キャンペーンとして、クイーンズランド州観光公社が募集したこの業務は、同州のハミルトン島に滞在し、2009年7月1日から2010年1月1日までの期間、島の管理やブログなどを通じて宣伝活動を行う。任期6カ月間の報酬として15万豪ドル(日本円で約900~1,000万円)が提供され、世界各国から総数3万4,684名が応募した。以降、3月2日に2次選考通過者50名が発表され、日本からは3名が選出されていた(既報参照)。

ハート型のさんご礁「ハートリーフ」は、ハミルトン島などから出発しているヘリコプター、小型飛行機ツアーにのって見物できる

今回発表された最終審査進出者では、50名の中からさらに16名に絞られ、日本からは東京都在住の小林美絵子さんのみが含まれた。また当初の予定では、最終選考に進めるのは11名とされていたが、最終的に16名に通過人数を増やした理由について、クイーンズランド州観光公社は「優秀な方が多く絞り込めなかった」と説明している。

小林美絵子さん

最終選考に進出した小林さんは「今朝発表だったので昨夜は寝付けませんでした。2月から選考のプロセスを経て、ここまで残れたことだけでも十分満足していますし、応援していただいている皆さんへの感謝の気持ちがいっぱいです。結果はお任せするしかないですが、現地で行われる最終審査には語学力をブラッシュアップしたり、ベストコンディションで臨めるようにしたいです。ここまで来たら、結果云々ではなく、人生のいい経験として楽しんできたいと思います」と通過の喜びを語った。

最終審査は、5月3~6日の間、通過者を実際にオーストラリアに呼び集め、アクティビティに参加したり、ブログのアップテストや面接などを通して適正を見極め、最終的に1名が選出される。結果発表は5月6日の予定だ。