CentOS Projectは4月1日(現地時間)、「CentOS-5.3」を公開した。CentOSはRed Hat Enterprise Linux(RHEL)の互換ディストリビューションで、フリーで提供されている。CentOS-5.3はRHEL 5.3をベースにしており、i386およびx86_64の両アーキテクチャをサポートする。

CentOS-5.3に含まれる主なソフトウェアは以下の通り。

  • OpenJDK 1.6.0
  • GCC 4.3
  • Firefox 3.0.5
  • OpenLDAP 2.3.43
  • Samba 3.0.33
  • RPM 4.4.2.3
  • Yum 3.2.19

CentOS-5.2など5系からのアップデートは「yum update」で完了する。なお、5.2から5.3にアップデートする際、rpmを実行すると「rpmdb: unable to lock mutex: Invalid argument」というメッセージが表示される場合があるが、これは事前にglibcをアップデート(yum update glibc && yum update)すれば回避できる。

インストールイメージ(CD/DVD)はCentOSのダウンロードサイトのほか、各ミラーサイトからダウンロードできる。