三菱自動車は27日、LEDなどの省エネ照明や、内装に土や植物などの自然素材を用いた本社ショールームをオープンさせた。

三菱自動車本社ショールーム外観

この本社ショールームは、情報発信拠点として本社1階に企業コミュニケーションワード"Drive@earth"の理念である"地球を走る。地球と生きる。"を具現化させたもので、従来のショールーム照明に比べ、消費電力量を約35%低減、年間約19トンの二酸化炭素排出量を削減する省エネ照明を採用するなど、環境に配慮した空間となっている。

省エネ照明は、LEDとディフューザー付きHIDを併用して室内の明るさに濃淡をつけた手法をとる。この手法は第三者からも評価され、環境省が推進している「平成20年度 省エネ照明デザインモデル事業」にも採択され、当該モデル事業として認定されている。

また内装は、「大地と先進性」をデザインテーマとし、左官アーティストの挟土(はさど)秀平氏による土壁の「大地のアートワーク」を受付に導入。企画展示スペースとなる「環境ギャラリー」には、床材に自然素材の手作りテラコッタタイルを使用し、壁面は植物を装飾した「ウォールガーデン」で自然の風景を演出する。

さらに、ショールーム内には「風」をモチーフとした「コーポレートビジョンウォール」(高さ5m、幅20m)を配置。自然を取り入れた空間をつくりだしている。

同ショールームの屋内外には、「パジェロ」「ランサーエボリューション X」「デリカD:5」「アウトランダー」、新世代電気自動車「i MiEV」などが展示されている。展示時間は9時から20時まで(予定)。

ユニバーサルダウンライト類

間伐材使用のベンチとウォールガーデン

ショールーム内部

i MiEVも展示される

ショールーム内部

一部が土壁の受付