H.264対応、オフラインでもOKな「Silverlight 3」β版が公開

    海上忍  [2009/03/19]

    「Silverlight 3」のβ版が公開

    Microsoftは18日(米国時間)、ラスベガスで開催中のMIX '09カンファレンス会場において、RIA実行環境の次期バージョン「Silverlight 3」のβ版を発表した。SilverlightのWebサイトでは、WindowsとMac OS Xに対応した開発者向けβ版パッケージが公開されている。

    Silverlightは、Microsoftが開発する.NETベースのリッチインターネットアプリケーション (RIA) 実行環境。現行バージョンのSilverlight 2は2008年10月に公開、次期バージョンとなるSilverlight 3は年内の正式公開に向けてβテストが開始された。

    今回リリースされたβ版では、動画コーデックとして新たに「H.264」をサポート。フルHD (720p) 品質のムービーが再生可能になったほか、フルスクリーン再生もサポートされた。ハードウェアアクセラレーションもサポート、再生時の負荷低減に貢献する。会場では、2010年開催のバンクーバー冬季五輪で予定されているHD品質のストリーミング配信に、Silverlightが採用予定であるとの発表も行われた。

    Silverlight 3では、Google Gears的なRIAオフライン化機能「アウトオブブラウザ」がサポートされる

    Silverlight 3では、Silverlightアプリをスタンドアロンで動作させる新技術「アウトオブブラウザ」を追加。ローカルに保存し一般的なアプリケーション同様に起動したり、オフラインの状態で作業を行ったりすることが可能になった。ただし、現行のSilverlightアプリには適用できず、ソースコードレベルでの対応が必要になる。

    ほかにも、Windows 7で採用予定のマルチタッチUI技術「Windows Touch」のサポート、3Dを含むグラフィックス機能の強化、60以上のGUIコントロールの追加、SEO対策機能の追加など、RIA開発のためのさまざまな機能が追加されている。Silverlight開発チームは、今回の発表に先立ち公式ブログ「The Silverlight Blog」を設置、今後最新の開発動向を伝えていくとのこと。

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