産総研、人間に近い外観と動作性能の女性型ヒューマノイドロボットを開発

 

産業技術総合研究所(産総研)の知能システム研究部門は3月16日、人間に近い外観・形態を持ち、人間にきわめて近い歩行や動作ができ、音声認識などを用いて人間とインタラクションできるヒューマノイドロボット(サイバネティックヒューマン:Cybernetic Human)「HRP-4C」を開発したことを発表した。

「HRP-4C」の全体像

同ロボットは、産総研が2006年度から3カ年計画で実施した産学連携プロジェクト「産総研産業変革研究イニシアティブ(産総研イニシアティブ)」の「ユーザ指向ロボットオープンアーキテクチャの開発(UCROA)」の一環として、2010年に実用化が可能で大きな市場が期待できる次世代ロボットのプロトタイプを開発することで、ユーザーの仕様に応じたロボット製品が再利用可能な基盤技術の組み合わせにより開発可能であることを示す目的で、開発を行ってきた3つのプロトタイプの1つ。

前世代ヒューマノイドロボット「HRP-2」との比較

HRP-4Cは、身長158cmで体重43kg(バッテリ含む)で、関節位置や寸法は「日本人人体寸法データベース 1997-98」の日本人の青年年齢の女性の平均値を参考に、人間に近い外観を実現している。歩行動作や全身動作は、モーションキャプチャで計測した人間の歩行動作や全身動作を参考にして、HRPシリーズで培った2足歩行ロボットの制御技術を適用することで、人間に近い動作を実現している。また、このために、腰に3自由度、首に3自由度、顔に8自由度を設けている。

首周りも自由な動きが可能となっている

さらに、音声認識RT(ロボットテクノロジ)ミドルウェアを実装した頭部のコンピュータで人間の音声を認識、音声認識結果に基づいて応答動作を行うなど、人間とのインタラクションを実現している。

産総研イニシアティブUCROAは、2008年度(2009年3月末)で完了し、今後は全身運動制御技術の高度化を進めるとともに、エンターテインメント分野への応用の実現を目指し、コンテンツ開発支援技術の研究開発を実施する計画としている。すでに、その第一歩として、2009年3月23日に開幕する第8回「東京発 日本ファッション・ウィーク」のファッションショーの1つに出演を予定している。

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