セントラル硝子と米IBM、飲料水不足解消に向け新しい水処理膜材料を開発

    山本善之介  [2009/03/16]

    セントラルと米IBMは3月16日、世界規模で拡大する飲料水不足の解消に有効な新しい水処理膜材料の開発に成功したと発表した。IBMの研究施設に派遣しているセントラル硝子の研究員とIBMの研究員が共同で開発したものであり、水の脱塩およびヒ素などの汚染物質を効果的に除去できるという。

    新開発の水処理膜材料はイオン性疎水物質を用いて形成しており、塩基性の条件下で劇的に性能変化し親水性を示すというユニークな化学的特性を持つ。これにより、高透過量から低透過量まで水の透過量を自在に制御することが可能になるという。さらに、塩基性条件下ではヒ素はイオン化され逆浸透膜で比較的容易に除去できることから、この新素材の使用により汚染水から安全な飲料水のみを取り出すことが可能としている。

    今回発表した新素材は1月10日に発表した両社の共同研究の成果であり、両社は今後も環境問題に関連した最先端材料の開発を積極的に進めていく予定だ。

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