SQC、イスラエルQualiSystemsの組込テスト自動化ソフトでツール事業に参入

    柴田浩一  [2009/03/16]

    エス・キュー・シー 倉田克徳社長

    ソフトウェア検証ソリューション・ベンダならびにテストサービスのアウトソーサであるエス・キュー・シー(SQC)は2009年3月3日、イスラエルQualiSystemsと同社の組込ソフトウェアとハードウェアのテスト、検証作業のための自動化ツール「TestShell」の日本国内のマスターリセラとしての契約を締結。3月12日に国内で記者説明会を行った。TestShellは、すでに欧州、北米を中心に販売されており、欧米では100社を超す導入実績があり、多種多様な製品のテスト検証段階で導入されつつあり、Bosch、Deutsche Telekom、SanDiskなどに導入実績を残している。

    今回の契約により、SQCは商用ツールビジネスに参入することになる。単なる販売代理店ではなく、自社のテストサービスの付加価値として、コンサルティングなどを含めて顧客向けに提供を行っていく。

    QualiSystemsのCEOであるLior Koriat氏

    TestShellは、開発検証工程でのソフトウェア、ハードウェア両方のテストを1つのツールで行えるようにしている。テスト設計・開発とその実行、障害分析、データ分析・レポートを、あらかじめ定義されたテストシナリオのライブラリなどにより、テストプロセス全体にわたる自動化とそれら管理ソリューションを提供する。これにより、製品全体にわたるライフサイクルの中でのテストプロセスを最適化し、製品の市場投入期間を短縮し、ライフサイクル全般にわたる開発、生産のコストの削減を可能にしている。同ツールを導入したRADVISIONでは、それまで16日を必要としていた工程を1晩に短縮できたという。

    ソフトウェア検証においても、組み込みソフトにおける様々なOS、プロトコル、ミドルウェア、開発言語、規格などをサポートしており、組み込みソフトウェアテストのシナリオをPC画面上からノンプログラミング方式で設定、自動化することができる。また、ハードウェアの検証においては、既存で使用されている計測機器とも連結することにより、計測機器でのテストもPC画面上からノンプログラミング方式で設定、自動化することができる。また、製造フェーズにおける複数拠点での検証を可能にしており、ソフトウェア開発のオフショア・シフトにも対応できるようになっている。

    握手を交わす倉田社長(左)とLio Koriat氏(中央)

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