富士通ビジネスシステム(FJB)とマイクロソフトは、ビジネスインテリジェンス(BI)分野での協業を強化し、SQL Server 2008を核としたBIソリューションの共同提案活動を開始すると発表した。

第一弾として、「経営の見える化」「現場の見える化」を実現するため、SQL Server 2008 Reporting Servicesを中心とした「BIテンプレート」を協力して開発し、3年間の販売目標を60社として、それらを活用したソリューション構築、拡販、およびプロモーションを共同で実施する。

すでに、需要が高い「販売管理用」「在庫管理用」「会計管理用」を用途とした計22種類のBIテンプレートを開発完了しており、今後順次テンプレートのラインナップを増強していくという。

22種類のテンプレートは以下の通り。

種類 テンプレート 参考価格(税別)
販売管理用テンプレート(計12種) 商品別販売進捗管理、商品別販売進捗管理 月別推移、組織別販売進捗管理、組織別販売進捗管理 月別推移、顧客別販売進捗管理、顧客別販売進捗管理 月別推移、売れ筋死に筋分析、商品ランキング、顧客ランキング、プロダクトポートフォリオ、売価分析、販売効率分析 150万円/5ユーザー
在庫管理用テンプレート(計5種) 倉庫別在庫、商品別在庫推移、商品別在庫月数、滞留・偏在庫分析、在庫ABC分析 50万円/5ユーザー
会計管理用テンプレート(計5種) 部門別損益、部門別損益 月別推移、販管費ABC、損益予算管理、販管費予算管理 50万円/5ユーザー

そして両社は、BIソリューションを紹介するセミナーを共同開催するほか、マイクソフトのWeb上に「SQL Server 2008 Reporting Services体験サイト」を開設する。また、Office SharePoint Server 2007等を活用したBIソリューション領域の拡大も行っていくという。