IDC Japanは3月3日、2008年通年の国内サーバの市場動向を発表した。同発表によると、2008年の国内サーバの市場規模は5,952億円となり、前年と比較して7.0%縮小し、2008年通年の出荷台数は前年から1.2%増えて60万4,000台だったという。
出荷金額の下げ幅は過去4年で最大となった。IDC Japanでサーバー リサーチマネージャーを務める都築裕之氏は、「2008年の国内サーバ市場は景気後退の影響が出たが、特にx86サーバ市場において顕著だった。2003年から5年連続でプラス成長を維持してきたが、2008年はマイナス成長となった。底が見えない経済の悪化から、サーバへの投資を控える動きが急速に強まった」と分析している。
ベンダー別では、富士通が2年連続で首位を獲得した。その要因はRISCサーバとIA64サーバが好調だったことにあるという。前年4位だったNECは2位に順位を上げており、その要因としてメインフレームが好調だったことが挙げられている。上位5社のうち、出荷金額を前年から増やしたのはNECだけだったとのこと。
また、前年2位の日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)と3位の日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)は、それぞれ3位と4位に後退した。日本IBMはRISCサーバは好調だったが他のプロダクトが不調であり、日本HPはすべてのプロダクトの出荷金額が前年から減ったという。
同時に、2008年第4四半期(10-12月)の国内サーバ市場動向も発表された。同発表によると、2008年第4四半期のサーバ市場規模は1,252億円で、前年同期の出荷実績を18.5%下回った。18%を超える大幅な減少は、2002年第4四半期以来、6年ぶりだという。
一方、出荷台数は前年同期比2.7%減の14万6,000台で、前期に引き続きマイナス成長となった。出荷台数は出荷金額に比べ下げ幅が小さくなっている。その要因について、都築氏は「出荷台数の90%以上を占めるx86サーバ分野で1万円台の超低価格サーバが登場しており、同サーバが出荷台数を下支えし、出荷台数の減少幅を小さくしている」と説明している。
ベンダー別では、富士通が前期に引き続き首位を獲得した。2位以下は前期と同じ順位で、順に、日本IBM、NEC、日本HPとなっている。富士通がトップを維持した要因としては、RISCサーバとメインフレームで大型案件があったからと分析されている。
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